1920年代のオクラホマ州で先住民のインディアンが石油を掘り当て石油取得の権利を得て関係者が次々に殺されていく実話に基づく映画である。
監督のマーティン・スコセッシは娯楽的要素を取り入れず、実際に起こった〔事件〕を時系列的に淡々と描いていくという手法で映像化していくので3時26分の長編映画となる。
正直言って長過ぎる。
映画の構成を時系列でなく、最後の1時間強の〔裁判〕シーンを冒頭に持ってきて(中心にして)あとは〔カットバック〕の手法を用いて、過去を再現し社会派タッチの映画にすれば2時間位にできると思うのだが………
しかし、マーティン・スコセッシはそれを許さずアメリカの隠された歴史にメスを入れる。故に重く、暗い映画になる。
ラストは何を意味するか? いろんな解釈ができる。
オープンセットの当時の町並みの再現や、クラシックカー等が凄いと感じた。
『アリスの恋』『タクシー・ドライバー』『レイシング・ブル』の初期の頃の映画が懐かしく感じられた次第である。
実話に基づいて淡々とストリーが進んで行きます。特に派手なシーンとかもなく、ただただ進んでいきます。それでも途中で飽きることもなく、ストリーに吸い込まれてしまいました。
レオナルド・ディカプリオのクズ男っぷりの演技が最後の最後まで楽しめます。そして正義を語り近づいて来る人間には裏があるという、人間の根本に迫ったストリーだと思いました。
お金、地位、賞賛、アメリカ人の大好きな物をテーマに、白人の軽薄さとインディアンの女性達の静かな力強さが対照的でした。
1920年代のオクラホマ州で先住民のインディアンが石油を掘り当て石油取得の権利を得て関係者が次々に殺されていく実話に基づく映画である。
監督のマーティン・スコセッシは娯楽的要素を取り入れず、実際に起こった〔事件〕を時系列的に淡々と描いていくという手法で映像化していくので3時26分の長編映画となる。
正直言って長過ぎる。
映画の構成を時系列でなく、最後の1時間強の〔裁判〕シーンを冒頭に持ってきて(中心にして)あとは〔カットバック〕の手法を用いて、過去を再現し社会派タッチの映画にすれば2時間位にできると思うのだが………
しかし、マーティン・スコセッシはそれを許さずアメリカの隠された歴史にメスを入れる。故に重く、暗い映画になる。
ラストは何を意味するか? いろんな解釈ができる。
オープンセットの当時の町並みの再現や、クラシックカー等が凄いと感じた。
『アリスの恋』『タクシー・ドライバー』『レイシング・ブル』の初期の頃の映画が懐かしく感じられた次第である。
実話に基づいて淡々とストリーが進んで行きます。特に派手なシーンとかもなく、ただただ進んでいきます。それでも途中で飽きることもなく、ストリーに吸い込まれてしまいました。
レオナルド・ディカプリオのクズ男っぷりの演技が最後の最後まで楽しめます。そして正義を語り近づいて来る人間には裏があるという、人間の根本に迫ったストリーだと思いました。
お金、地位、賞賛、アメリカ人の大好きな物をテーマに、白人の軽薄さとインディアンの女性達の静かな力強さが対照的でした。