2025/03/14 公開終了
世界が大洪水に包まれ、今にも街が消えようとする中、ある一匹の猫は居場所を後に旅立つ事を決意する。流れて来たボートに乗り合わせた動物たちと、想像を超えた出来事や予期せぬ危機に襲われることに。しかし、彼らの中で少しずつ友情が芽生えはじめ、たくましくなっていく。彼らの運命を変える事が出来るのか?そして、この冒険の果てにあるものとは―?
(C)Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.
みんなの感想5
この感想にはネタバレが含まれています!
セリフなしで、勇気と友情を表現していた。セリフがないのにストーリーがわかってドキドキした。
水の表現が素晴らしい。 カピバラさん、マジ有能!人格者すぎる! 猫が水に入るたびに、溺れそうで、ハラハラドキドキしっぱなし。 ナレーションもセリフも一切無いので、なぜ人が消えたのか、なぜ洪水が起きたのか、そのまま受け入れるしかなく、逆にそこがリアルで怖かった。
ねこちゃん?⬛~~??
ねこちゃんかわいい?ただそれだけ。 台詞ないから音と映像を楽しむ映画です。
物語の舞台はおそらくつい最近まで人間がいたけれど、なぜかひとりもいなくなってしまった世界のどこかにある森。 一匹の黒猫が主なき無人の家で気ままに暮らしていたが、ある日突然大洪水に見舞われ、水かさがどこまでも増えていき森を飲み込む。 黒猫は流れてきた舟に意を決して飛び込む。他にもカピバラやキツネザル、犬や鳥などの動物も乗り込み、さながらノアの方舟のよう。 いつの間にか動物たちは生きていくために連帯するようになり、水の上の世界で起きる数々の試練を乗り越えていく――。 まず印象に残ったのは森や水などの自然の描写の美しさ。色とりどりの魚が泳ぐ水中など、さながら浮遊しているかのような感覚に。 そして特筆すべきは動物たちの造形と動き。 限りなくリアルに寄せており、ディズニーアニメのような不自然に擬人化されていない。 動物の擬人化、あるいは逆に人間の擬動物化はディズニー作品に代表されるアメリカ文化の気持ちの悪い一面で、動物に服を着せて後肢だけで立たせて人間のような表情を浮かべたり仕草をしたりさせて喜ぶという心理は理解できない。 アニメーションのキャラクターとしてデフォルメだとしても創作表現としてセンスが良いとは思えず、人間と動物の双方の醜悪なカリカチュアのように感じられる。 その点、本作は実にいい塩梅にリアルっぽくて見ていて普通にかわいい。観終わったあとに黒猫を抱きしめたくなること必至。家に黒猫がいる人がうらやましい。 このリアルさは行動にも現れており、チームとして助け合った次の場面で己の本能に従い我関せずな行動を取ったりする。 この辺のバランス感覚は見事で、前述したような擬人化キャラにはできない芸当。 人類が滅亡した終末SF感ある世界といい、不思議な夢を観ているかのような心地にひたれました。 一見の価値あり。 観てください!
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除セリフなしで、勇気と友情を表現していた。セリフがないのにストーリーがわかってドキドキした。
水の表現が素晴らしい。
カピバラさん、マジ有能!人格者すぎる!
猫が水に入るたびに、溺れそうで、ハラハラドキドキしっぱなし。
ナレーションもセリフも一切無いので、なぜ人が消えたのか、なぜ洪水が起きたのか、そのまま受け入れるしかなく、逆にそこがリアルで怖かった。
ねこちゃん?⬛~~??
ねこちゃんかわいい?ただそれだけ。
台詞ないから音と映像を楽しむ映画です。
物語の舞台はおそらくつい最近まで人間がいたけれど、なぜかひとりもいなくなってしまった世界のどこかにある森。
一匹の黒猫が主なき無人の家で気ままに暮らしていたが、ある日突然大洪水に見舞われ、水かさがどこまでも増えていき森を飲み込む。
黒猫は流れてきた舟に意を決して飛び込む。他にもカピバラやキツネザル、犬や鳥などの動物も乗り込み、さながらノアの方舟のよう。
いつの間にか動物たちは生きていくために連帯するようになり、水の上の世界で起きる数々の試練を乗り越えていく――。
まず印象に残ったのは森や水などの自然の描写の美しさ。色とりどりの魚が泳ぐ水中など、さながら浮遊しているかのような感覚に。
そして特筆すべきは動物たちの造形と動き。
限りなくリアルに寄せており、ディズニーアニメのような不自然に擬人化されていない。
動物の擬人化、あるいは逆に人間の擬動物化はディズニー作品に代表されるアメリカ文化の気持ちの悪い一面で、動物に服を着せて後肢だけで立たせて人間のような表情を浮かべたり仕草をしたりさせて喜ぶという心理は理解できない。
アニメーションのキャラクターとしてデフォルメだとしても創作表現としてセンスが良いとは思えず、人間と動物の双方の醜悪なカリカチュアのように感じられる。
その点、本作は実にいい塩梅にリアルっぽくて見ていて普通にかわいい。観終わったあとに黒猫を抱きしめたくなること必至。家に黒猫がいる人がうらやましい。
このリアルさは行動にも現れており、チームとして助け合った次の場面で己の本能に従い我関せずな行動を取ったりする。
この辺のバランス感覚は見事で、前述したような擬人化キャラにはできない芸当。
人類が滅亡した終末SF感ある世界といい、不思議な夢を観ているかのような心地にひたれました。
一見の価値あり。
観てください!