これは純然たる飯テロ映画。
出てくる料理すべてが美味しそう。
料理だけでなく四季の移ろい、竹林の生み出す笹鳴り、鳥の鳴き声、雪中の藁ぼっち、雪解け水の生み出す小川、苔むした石の上の蛙――。
風土と自然、風景と営み、信州の山が生み出す全ての情景が美しい。
これはまさに〝日本人にしか撮れない映画〟だと思う。
こういう邦画の存在はありがたい。
2022/11/11
作家のツトム(沢田研二)は人里離れた長野の山荘で一人、暮らしている。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためている。時折、担当編集者で恋人の真知子(松たか子)が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子とふたり、旬のものを料理して一緒に食べるのは楽しく、格別な時間。歳の離れた恋人がいて、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる…。
沢田研二 / 松たか子 / 西田尚美 / 尾美としのり / 瀧川鯉八 / 檀ふみ / 火野正平 / 奈良岡朋子
(C)2022「土を喰らう十二ヵ月」製作委員会
これは純然たる飯テロ映画。
出てくる料理すべてが美味しそう。
料理だけでなく四季の移ろい、竹林の生み出す笹鳴り、鳥の鳴き声、雪中の藁ぼっち、雪解け水の生み出す小川、苔むした石の上の蛙――。
風土と自然、風景と営み、信州の山が生み出す全ての情景が美しい。
これはまさに〝日本人にしか撮れない映画〟だと思う。
こういう邦画の存在はありがたい。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除沢田研二と松たか子が美味しそうに召し上がってるシーンに共感しましたけど、二人が結ばれないのが微妙な終わり方でした。