裁縫というものはハサミで切ったり針で刺したりといった破壊によって創造をもたらす、奇跡のような行為なのですね。
そんな奇跡を生み出すディオールの舞台裏で多くの人達の地味で気の長い作業がある。
業界の話よりも家族や人種、社会問題について描かれており、むしろそちらが主題なのかしらと思えました。
2022/03/25
ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者であるエステルは、次のコレクションを終えたら退職する。準備に追われていたある朝、地下鉄で若い娘にハンドバッグをひったくられてしまう。犯人は郊外の団地から遠征してきたジャド。警察に突き出してもよかった。しかし、滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、ジャドを見習いとしてアトリエに迎え入れる。時に反発しながらも、時に母娘のように、そして親友のように美の真髄を追い求め濃密な時間を過ごす二人だったが、ある朝エステルが倒れてしまう・・・。最後のショーは一週間後に迫っていた――。
ナタリー・バイ / リナ・クードリ / パスカル・アルビロ / クロード・ペロン / アダム・ベッサ / クロチルド・クロ
(C)2019 - LES FILMS DU 24 - LES PRODUCTIONS DU RENARD - LES PRODUCTIONS JOUROR
裁縫というものはハサミで切ったり針で刺したりといった破壊によって創造をもたらす、奇跡のような行為なのですね。
そんな奇跡を生み出すディオールの舞台裏で多くの人達の地味で気の長い作業がある。
業界の話よりも家族や人種、社会問題について描かれており、むしろそちらが主題なのかしらと思えました。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除ディオール、オートクチュールの舞台裏の物語。
素行の悪い娘に、「手に職をつける」大切さを根気よく教え込むベテラン職人。
ぶつかり合う二人に芽生える、友情や愛情と互いの心の変化が見所です。
残念なのは、その卓越した技術や、膨大な時間と労力をかけた作品等が全く表現
されていない。
一品物の美しく素晴らしいドレスを、トップモデルがショーで披露する映像が
必要だと思いました。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除オートクチュールなので、素敵なお洋服が、たくさん出てくるかと思いきや、縫い子さんたちの人間模様にスポットが当たっていて、期待していた内容ではなかった。盛り上がりに欠ける作品。