ものすごい熱量。音声と映像だけで、体感の温度が5度くらいあがったように感じて、魂をつかんで揺さぶられるような歌声。とんでもない映画だ。これは劇場でみないとダメなやつ。
2021/05/28
2018年8月16日、惜しくもこの世をさってしまった「ソウルの女王」アレサ・フランクリン(1942-2018)。
1972年1月13日、14日、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブを収録したライブ・アルバム「AMAZING GRACE」は、300万枚以上の販売を記録し大ヒット。史上最高のゴスペル・アルバムとして今も尚輝き続けている。その感動的な夜が遂に映像で蘇る。
コーネル・デュプリー(ギター)、チャック・レイニー(ベース)、バーナード・パーディー(ドラム)らに加えサザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊をバックに、アレサが自らのルーツである”ゴスペル”を感動的に歌い上げた今や伝説となっているこのライブは、実はドキュメンタリー映画としても撮影されていた。撮影したのは、映画『愛と哀しみの果て』で知られアカデミー賞を受賞しているシドニー・ポラック。
アルバム発売の翌年に公開される予定だったが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われ、未完のまま頓挫することに。
しかしいま、長年の月日が経てテクノロジーの発展も後押しし、遂に映画が完成。音楽史を塗り替えたといわれる幻のライブが、日本で初めてスクリーンに登場する!
アレサ・フランクリン / ジェームズ・クリーブランド / アレキサンダー・ハミルトン / コーネル・デュプリー / ケニー・ルーパー / パンチョ・モラレス / バーナード・パーディ / チャック・レイニー
2018(C)Amazing Grace Movie LLC
ものすごい熱量。音声と映像だけで、体感の温度が5度くらいあがったように感じて、魂をつかんで揺さぶられるような歌声。とんでもない映画だ。これは劇場でみないとダメなやつ。
アレサ・フランクリンはほとんど知らなかったが、その歌声に圧倒された。
『リスペクト』と併せて見ると面白い。