最後の最後に正義は、負けてしまうという悲しい展開に今の世界情勢を映している感じがした。
2024/08/23
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官（ファン・ジョンミン）は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン（チョン・ウソン）は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
ファン・ジョンミン / チョン・ウソン / イ・ソンミン / パク・ヘジュン / キム・ソンギュン / チョン・マンシク / チョン・ヘイン / イ・ジュニョク
(C)2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
この感想にはネタバレが含まれています！
ネタバレフィルター解除最後の最後に正義は、負けてしまうという悲しい展開に今の世界情勢を映している感じがした。
この感想にはネタバレが含まれています！
ネタバレフィルター解除予習しないで観に行ったので、結末にビックリしました。
名優揃いでワクワクドキドキのあっという間の2時間でした。
もう１度観たい。
悔し過ぎる結末でした。でもコレが韓国歴史の真実なんだと思います。勝てば官軍、正義なんですよね。不条理な人間世界です。
この感想にはネタバレが含まれています！
ネタバレフィルター解除朴正熙大統領暗殺直後の粛軍クーデターを題材した、鎮圧軍の首都警備司令官を主人公にした映画。
この事件経緯を知らずに見たので、最後はもあもあ感満載。世の中の理不尽さを感じたい方はどうぞ…。
この感想にはネタバレが含まれています！
ネタバレフィルター解除近年、『KCIA 南山の部長たち』『タクシー運転手 約束は海を越えて』『パラサイト 半地下の家族』など、韓国の政治や社会がテーマとなっている作品がどれも面白かったので、『ソウルの春』もワクワクしながら観に行ってきました。
結果、メチャクチャ面白かったです。
終始、緊張感の連続で見終わった後は少し疲れましたが・・・。
フィクションということになっているものの、1980年代の韓国における権力争いがいかに凄まじいものだったのか、脚本はもちろんのこと映像や音響からヒシヒシと伝わってきます。
ダークサイドを描いた作品では『ゴッドファーザー』のコルレオーネ、『ダークナイト』のジョーカー、『スターウォーズ』のダース・ベイダーに想い入れが強いのですが、この『ソウルの春』の主役である保安司令官：チョン・ドゥガンの悪役っぷりにもどこか惹かれるものがあります。
権力欲に塗れ、「狡猾」「冷酷」「非情」という言葉がピッタリ当て嵌まる役を見事に演じきったファン・ジョンミン。
それに対し、正義を貫く首都警備司令官：イ・テシン役を務めたチョン・ウソンの演技も素晴らしかった。
実話がベースになっているので、結果は予め分かっていながら・・・、気づけば心の中で「頼む、どうかお願いだから勝ってください」と祈ってしまうほど手に汗握るシーンの連続でした。