僕の世代だと、いまだに名前を覚えている巨匠監督さん。相変わらず難解で、気持ちの悪い描写の多い映画でしたが、昔から何か好きな監督さんです。
懐かしのクローネンバーグ、今だご健在で何より。技術の進歩とともに、その映像美はパワーアップ、不気味な変態要素もさらにソフィスティケートされておりました。怖いもの見たさでグロテスクなものを見てしまった感覚、でもなんかセンスがあって、ついのぞき見てしまう、それがクローネンバーグ作品。
おたがいの体を切り刻みながら性的快楽に耽る姿は変態的で恐ろしいやらおぞましいやら――だが、一種の美を感じる人もいるのではないか。
異様で奇怪な美の表現は見る人を選ぶ作品だろう。
新たな臓器が人類にとって有益な進化なのか作中で答えは示されない。
未知の臓器が生まれた時の感覚とはどんなものだう? 自分の一部であって自分ではない違和感などがあるのか。
全身に耳を生やした男が舞踏するシーンが印象に残った。
個人的に欲しい臓器器官というか生体機能は反芻でしょうか。腸まで行ってうんこになったものを再び胃に戻して再消化、再吸収。カスになるまで食物の栄養を吸収したい。
あ、あと女性器も欲しいですね。雌雄同体になれば少子化なんて解消すると思うんですよ。もっとも人類全体は増加しており、地球の事を考えれば人類なんて減った方がいい。というか無くなるのが一番この星にとって良いことなんですけどね。
僕の世代だと、いまだに名前を覚えている巨匠監督さん。相変わらず難解で、気持ちの悪い描写の多い映画でしたが、昔から何か好きな監督さんです。
懐かしのクローネンバーグ、今だご健在で何より。技術の進歩とともに、その映像美はパワーアップ、不気味な変態要素もさらにソフィスティケートされておりました。怖いもの見たさでグロテスクなものを見てしまった感覚、でもなんかセンスがあって、ついのぞき見てしまう、それがクローネンバーグ作品。
おたがいの体を切り刻みながら性的快楽に耽る姿は変態的で恐ろしいやらおぞましいやら――だが、一種の美を感じる人もいるのではないか。
異様で奇怪な美の表現は見る人を選ぶ作品だろう。
新たな臓器が人類にとって有益な進化なのか作中で答えは示されない。
未知の臓器が生まれた時の感覚とはどんなものだう? 自分の一部であって自分ではない違和感などがあるのか。
全身に耳を生やした男が舞踏するシーンが印象に残った。
個人的に欲しい臓器器官というか生体機能は反芻でしょうか。腸まで行ってうんこになったものを再び胃に戻して再消化、再吸収。カスになるまで食物の栄養を吸収したい。
あ、あと女性器も欲しいですね。雌雄同体になれば少子化なんて解消すると思うんですよ。もっとも人類全体は増加しており、地球の事を考えれば人類なんて減った方がいい。というか無くなるのが一番この星にとって良いことなんですけどね。
50歳を過ぎたのでペア50割で鑑賞させていただきました。VHSの頃、夢中で観た監督さんです。「ザ・ブルード/怒りのメタファー」のアイデアに驚かされ稀有なホラー作家としてずっと追いかけています。妻はホラー映画が好きではないのですが、医療従事者という事もあり興味深かったと言ってくれて上映後も話が弾みました。80歳を超えたクローネンバーグ監督、その発想に衰えを知りませんね。ヴィゴさんとクリステン・スチュワートさんの場面のエロティックさが素晴らしく名場面!地元の映画館での上映がなかったので20年ぶりくらいの新宿の映画館。お客さんも賑わっていて若い頃の熱気を思い出しました。バルト9さん、良い映画館ですね。また夫婦で行きたいと思いました。