思っていたよりも「静かな」映画でした。アクション部分はもちろん派手ですが、古典SF的なストーリーの進み方をそのように感じました。
そうは言ってもアイデアや技術はやはりイマドキのもので、これから実際にやってくるだろう世界感満載で、惹き込まれました!終盤でロボット三原則来るとは…やられました!こういうの大好物です。


ニューアジアと呼ばれる街並みからして、攻殻機動隊からの波及と、アップルシードのシナリオ展開。これを混ぜたようなイマージュを嗅ぎ取りながら、終始、嬉々として観賞しました。
この映画の中で展開するAIとの衝突は、まさしく人間がやらかしそうなリアリティがあって良かったですね。100年後か200年後か、本当にこんな形で戦争を始めそうな予感が、ありありと見て取れます。
俗に言われるAIからの審判ではなく、人間の失態。更にそれを隠蔽する人間の醜さ。まるで今の社会と何も変わっていない愚かさが、逆に痛快であり、皮肉たっぷりで面白かった。

思っていたよりも「静かな」映画でした。アクション部分はもちろん派手ですが、古典SF的なストーリーの進み方をそのように感じました。
そうは言ってもアイデアや技術はやはりイマドキのもので、これから実際にやってくるだろう世界感満載で、惹き込まれました!終盤でロボット三原則来るとは…やられました!こういうの大好物です。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除舞台デザインやメカデザイン、少し古く見えるように処理された映像の雰囲気や音楽の使い方等から来る作品を通しての空気感などなどがとても良かったです。
話の流れもベトナム戦争に、日本や恐らく中国等のアジア圏の国々が協力しアメリカの余計過ぎる干渉に立ち向かい闘っているかのようで、謎の嬉しさがあり面白かったのですが、個人的に、個人的にはあまり楽しい映画ではありませんでした。
AIがメインと言うことでそこを期待していたのですが、体が機械でできた人間……と作品全体を通して表現されており、AIには人間とは違う精神性を期待してしまう自分の好みに合ったものでは無く……
また、アクションシーンも細部にまでこだわり抜かれており映像や動きや効果音、どれをとっても素晴らしいものだったと思うのですが、観客を楽しませるアクションと言うよりかは状況が激しく動く緊張のシーン……といったつくりで、……こう、こってりジャンキーを食べる口でアッサリ風味豊かな物を食べてしまったかのような物足りなさでした……。
ニューアジアと呼ばれる街並みからして、攻殻機動隊からの波及と、アップルシードのシナリオ展開。これを混ぜたようなイマージュを嗅ぎ取りながら、終始、嬉々として観賞しました。
この映画の中で展開するAIとの衝突は、まさしく人間がやらかしそうなリアリティがあって良かったですね。100年後か200年後か、本当にこんな形で戦争を始めそうな予感が、ありありと見て取れます。
俗に言われるAIからの審判ではなく、人間の失態。更にそれを隠蔽する人間の醜さ。まるで今の社会と何も変わっていない愚かさが、逆に痛快であり、皮肉たっぷりで面白かった。
音楽の選曲が良い。
途中でRadioheadが流れると思わなかった。
映像もグラフィティも美しかったです。