史実を忠実に再現する事に徹し、この題材だからこそ終始一切BGMなど入れず当時の表現のままの台詞回しをしたのでしょう。
そう考えると、戦時とはいえ知識階級の人間達があんな話し合いを当たり前にしていたという事を恐ろしく感じました。
娯楽の要素は無いので、そのつもりで鑑賞を。
2023/01/20
1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部代表のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15名と秘書1名による会議が開かれた。議題は「ユダヤ人問題の最終的解決」について。
「最終的解決」はヨーロッパにおける1,100万ものユダヤ人を計画的に駆除する、つまり抹殺することを意味するコード名。移送、強制収容、強制労働、計画的殺害など様々な方策を誰一人として異論を唱えることなく議決。その時間は、たったの90分。
史上最悪の会議の全貌が80年後のいま、明らかになる。
フィリップ・ホフマイヤー / ヨハネス・アルマイヤー / マキシミリアン・ブリュックナー
(C)2021 Constantin Television GmbH, ZDF
史実を忠実に再現する事に徹し、この題材だからこそ終始一切BGMなど入れず当時の表現のままの台詞回しをしたのでしょう。
そう考えると、戦時とはいえ知識階級の人間達があんな話し合いを当たり前にしていたという事を恐ろしく感じました。
娯楽の要素は無いので、そのつもりで鑑賞を。