タイトルの「KGF」とは金鉱山を意味する。
時は1951年、舞台はインド。
スーリヤワルダンという山師がコーラーラで金鉱山《KGF》を発見するが己のものとするため公表せず、石灰採掘会社という表向きの会社を隠れ蓑に採掘した金をすべて我が物とし、アフリカ産と偽り裏社会に流して巨万の富を得る。私兵を有して貧民を拉致し、奴隷として酷使する極悪非道の「帝国」を築く。
時を同じくして貧民街で一人の少年が産声をあげた。その名はラジャ・クリシュナッパ・ベーリヤ、通称ロッキー。
貧困ゆえに幼くして最愛の母を病で亡くし「富と権力を手にして、死ぬ時は支配者として死になさい」という母の今際の際の言葉を守るため齢10にして裏社会に身を投じる。
尋常ならざる野心と命知らずの行動力で頭角を現し、青年になる頃には誰もが恐れおののく侠客へと成長した。
このロッキー、とにかく腕っぷしが強い。
いやもう強いのなんの。特別な修行をしたとかスーパーパワーを持っているとか、そういう設定なしで純粋に強い。
ただただ強い。
素手で何人も蹴散らし、そこいらにある物をひょいと拾って武器にして手あたり次第にぶちのめす。
その姿はまさに一騎当千、万夫不当の豪傑。
そんな彼にKGFの後継者争いに絡む仕事がくだされる。死の床にあるスーリヤワルダンの長男ガルダを殺害しろという内容で、結果として〝失敗〟してしまうのだがロッキーは諦めずガルダの牙城であるKGFに奴隷に扮して潜入する――。
前述したようにロッキーは鬼神の強さを誇りますがKGFに潜入し、進入路を探るあたりではイーサン・ハントやジェームズ・ボンドばりにありえない諜報能力を発揮。
なにからなにまで規格外の主人公像に圧倒、魅了されっぱなしだした。
ほんとキャラが魅力的なんですよ。
ストーリーの前半は登場するたびにキメキメのスーツ姿でギャングスターのようで、後半の奴隷に扮する場面ではボロを纏いつつも民衆を率いる王の如き精悍さがあり、かっこいい!
歌もダンスも熱くて素敵。歌詞もまたぐっとくる、現代の英雄譚、英雄叙事詩ですよこれは。
チャプター2に期待。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除タイトルの「KGF」とは金鉱山を意味する。
時は1951年、舞台はインド。
スーリヤワルダンという山師がコーラーラで金鉱山《KGF》を発見するが己のものとするため公表せず、石灰採掘会社という表向きの会社を隠れ蓑に採掘した金をすべて我が物とし、アフリカ産と偽り裏社会に流して巨万の富を得る。私兵を有して貧民を拉致し、奴隷として酷使する極悪非道の「帝国」を築く。
時を同じくして貧民街で一人の少年が産声をあげた。その名はラジャ・クリシュナッパ・ベーリヤ、通称ロッキー。
貧困ゆえに幼くして最愛の母を病で亡くし「富と権力を手にして、死ぬ時は支配者として死になさい」という母の今際の際の言葉を守るため齢10にして裏社会に身を投じる。
尋常ならざる野心と命知らずの行動力で頭角を現し、青年になる頃には誰もが恐れおののく侠客へと成長した。
このロッキー、とにかく腕っぷしが強い。
いやもう強いのなんの。特別な修行をしたとかスーパーパワーを持っているとか、そういう設定なしで純粋に強い。
ただただ強い。
素手で何人も蹴散らし、そこいらにある物をひょいと拾って武器にして手あたり次第にぶちのめす。
その姿はまさに一騎当千、万夫不当の豪傑。
そんな彼にKGFの後継者争いに絡む仕事がくだされる。死の床にあるスーリヤワルダンの長男ガルダを殺害しろという内容で、結果として〝失敗〟してしまうのだがロッキーは諦めずガルダの牙城であるKGFに奴隷に扮して潜入する――。
前述したようにロッキーは鬼神の強さを誇りますがKGFに潜入し、進入路を探るあたりではイーサン・ハントやジェームズ・ボンドばりにありえない諜報能力を発揮。
なにからなにまで規格外の主人公像に圧倒、魅了されっぱなしだした。
ほんとキャラが魅力的なんですよ。
ストーリーの前半は登場するたびにキメキメのスーツ姿でギャングスターのようで、後半の奴隷に扮する場面ではボロを纏いつつも民衆を率いる王の如き精悍さがあり、かっこいい!
歌もダンスも熱くて素敵。歌詞もまたぐっとくる、現代の英雄譚、英雄叙事詩ですよこれは。
チャプター2に期待。
前半でロッキーがどれだけカリスマ性があるかどれだけ強いかを見せつけられ、後半の鉱山に入ってから最後までの盛り上りが凄かった!
仲間や皆で協力して~という話も好きですが、こういう一匹狼で成り上がっていくのも熱いです。