子供達?見てもらいたい。
2021/11/12
山田珠子は、息子・忠男と二人暮らし。毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、決まった時間に家を出る。庭にある梅の木の枝は伸び放題で、隣の里村家からは苦情が届いていた。ある日、グループホームの案内を受けた珠子は、悩んだ末に忠男の入居を決める。しかし、初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、ホームを抜け出してしまう。そんな中、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが・・・。
加賀まりこ / 塚地武雅 / 渡辺いっけい / 森口瑤子 / 斎藤汰鷹 / 徳井優 / 広岡由里子 / 北山雅康 / 真魚 / 木下あかり / 鶴田忍 / 永嶋柊吾 / 大地泰仁 / 渡辺穣 / 三浦景虎 / 吉田久美 / 辻本みず希 / 林家正蔵 / 高島礼子
(C)2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト
子供達?見てもらいたい。
涙、涙の感動作だと思っていましたが、意外にも何だかほのぼのとしたすがすがしい気持ちになりました。人生をリセットしたい方、おすすめします。
この映画をキッカケにいろんなことを考えることができる映画だと思うので、沢山の人に観ていただきたいと思いますが、とにかく鑑賞後の今は、加賀まりこのような歳の重ね方をしたい‼️というのが一番の感想
親子の日常を淡々と切り取ったような映画です。
胸が少し締め付けられるようなシーンはありましたが、思わず笑ってしまうようなシーンもいくつかあり観賞後は優しい気持ちになりました。
自分が知らないことを少しだけでも知ることが出来て観て良かった。
意外にも映画館はお喋りしてるご夫婦やあるあるだよね〜!といった反応があったり静かでは無かったですが全く気にならなかったです。映画館の雰囲気含め温かい映画でした。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除8050問題や障がい者を扱った作品ですが、その中に「うちでは父親は死んだことになっている」とか「あなたは子供のことで頭を下げたことがない」と言った台詞があり、父親の育児参加についても考えさせられました。
そしてやはり、加賀さんと塚地さんのお芝居が素晴らしかったです。
忠さんとお母さん、その二人を取り巻く様々な人達。映画だから少し誇張されてる感じはあるけど、人間関係の難しさがよく描かれてると思いました。忠さんと一緒にご馳走を食べるシーン、グッときました。
穏やかな時間の流れの中に、深い愛情と深い現実の課題が凝縮された作品。
当事者目線での鑑賞ではあるが、そのどちらも心を鷲掴みにする。
明るい未来を願いたくなる映画だ。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除加賀さんの演技が自然で素敵であんなお母さん、隣人が居たらいいなと思いました。塚地さんの演技も良かったです。皆がそれぞれ気分良く過ごしていけるのが理想ですが実際には相当難しく、身につまされるシーンもありましたが、終盤の和やかな団欒は楽しそうでした。観て良かったです。
上品な邦画でした。
自閉症の方々の事が少し情報として得られました。
グループホームとか、地域の方々の理解とか
今は他人事でも、いつかかかわりがある時の為に参考になるような内容で
学びも多かったし、ほっこりして、共存することについていろいろ思案したりしました。
「おたがいさま」心に刻んで生きて行かないとですね。
楽しく拝見しました。
塚地さんの演技がもの凄く上手で、開始からすぐ彼に引き込まれました。ただ普通に障害者の方々を見学して話を聞いただけではあのような演技はできないと思います。相当お勉強をされたのではないでしょうか。
たまこさんと忠さんの別れのシーンでたまこさんの絵もいわれぬ表情や、我が子を思うセリフにない感情表現などずっと目が釘付けであっと言う間の70分でした。
塚地さんも素晴らしいし、加賀さんの愛情あふれる息子への接し方も涙が出る。
多くの人たちに観てもらって少しでも自閉症とはどういうものかをわかってもらえたら嬉しい。
みんなの心が優しくなるといいな。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除この映画を見終わった人の中には
「なんだ、なんにも解決していないじゃん」と
半ば失望する人もいるのではないでしょうか。
しかし、実は私たちの日常というものはそういうものなのです。
なにもかもがすっきり解決するなどという日常はないのです。
そういう意味では健常者も障碍者もないのです。
だからこの映画の目的は
障碍者も健常者も関係なく
すっきり解決できないものを抱えながら生きてゆくしかないのだ
ということなのではないかと思います。