プロジェクトグーテンベルク -贋札王-
Project Gutenberg PG-12 (本編:130分)

2020/04/03 公開終了

タイの刑務所から香港警察へと身柄を引き渡された男、レイ・マン(アーロン・クォック)。
世界を震撼させた国際的偽札(贋札)製造集団のメンバーである彼は、仲間の殺人容疑など、数々の容疑で取り調べを受けることになるが、そこにレイの友人を名乗る国宝級の女性画家、ユン・マン(チャン・ジンチュー)が現れる。
レイの保釈を求める彼女に対し、ホー副署長(アレックス・フォン)は、今も行方不明となっているチームの首領・“画家”(チョウ・ユンファ)について話すことを要求。
そして、 “画家”に最愛の人を殺害され、復讐を誓うホー警部補(キャサリン・チャウ)の前で、レイは自身の“過去”について語り始める。冷酷無比な“画家”の報復に怯えながら――。

1995年、カナダ・バンクーバー。苦しい生活を送る恋人同士だったレイとユンは、ともに励まし合い、画家として名声を得ようとしていた。
その後、ロク(カール・ン)に才能を認められ、個展を開くことになるユン。それに対し、生計のため有名絵画の贋作を手掛けるまでに堕ちたレイ。
そんな彼の前に、“画家”が現れる。親子三代にわたり、偽札製造を家業にしながら、逮捕者はなし。「何事も極めれば芸術。心をこめれば、偽物は本物に勝る」と語る彼のカリスマ性に惹かれたレイは、彼が率いるチームに参加する。

“画家”の父と仕事をしてきた原版技師のヤム(リウ・カイチー)を始め、管理担当のラム(ポーリン・シュン)、警備担当のウォン・ポー(デオン・チャン)、輸送担当のセイホイ(ジャスティン・チャン)といったエキスパートたち。
レイは彼らとともに、アメリカ政府が新たに発行する100ドル札偽造という、前代未聞の計画を進めていくのだった。
幾度にわたる原版製作、紙質やインク、印刷機や透かしの技術などの攻略を経て、ついに偽造100ドル札が完成。
メキシコ、キューバ、インド、アイルランドと世界の大物たちと取引を行うなか、黄金の三角地帯(ゴールデン・トライアングル)を仕切る将軍(ジャック・カオ)との取引に失敗。
彼が率いるゲリラなどを相手に、壮絶な銃撃戦が繰り広げられるなか、レイは将軍に囚われていた偽札製造の専門家、シウチン(ジョイス・フォン)を助け出す。

それから1年後、命の恩人であるレイにシウチンは淡い恋心を抱いていたが、彼はロクとの婚約を発表したユンに未練があった。
一方、カナダでの特殊インク強奪事件を機に、マー主教として極秘で潜入捜査を行っていたリー捜査官(デヴィッド・ワン)。彼もまた、ともに“画家”を追っていたホー警部補とのあいだに愛を育んでいた。
そして、ついに香港のホテルの一室で、“画家”とマー主教との取引が行われることに。だが、そこには“画家”によって誘拐されたユンとロクの姿もあった……。

数奇な物語の顛末がレイの口から語られたとき、“画家”がふたたび姿を現し、衝撃の真実が明らかになる!!

チョウ・ユンファ / アーロン・クォック / チャン・チンチュー / リウ・カイチー / キャサリン・チャウ / アレックス・フォン / ジャック・カオ / カール・ン / デオン・チャン / ジャスティン・チャン / ジョイス・フォン / デビッド・ワン

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