主人公の言う通り母親はバケモノだったと言う話。
おそらく、0号のパーソナルデータは完全に破壊されててそこに母親のデータが全部入った形なのだろう。昏睡期間はデータの上書き中。
つまり0号は……。
とても0号が不憫だったし、ラストが不穏すぎた。
2025/01/31
舞台となるのは、現在より少しだけ先の未来。人々の生活をサポートするロボット・ソルトを開発、製品化することに成功した天才的な頭脳を持つ科学少年・水溜明は、新たな発明がことごとく失敗し、行き詰まりを感じていた。そんなとき友人からカノジョを作れば「パワーアップ」できるという話を聞いて、文字通り人造人間のカノジョ“0号”を科学的に作り出してしまう。プログラムされた感情と、成長していく気持ちの狭間で揺れ動く0号。人と心を通わせることに不慣れな明との間に芽生えるのは“恋”なのか、それとも……?
種﨑敦美 / 堀江瞬 / 増田俊樹 / 雨宮天 / 花澤香菜 / 上田燿司 / 日向未南
(C)2023 安田現象/Xenotoon
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ネタバレフィルター解除主人公の言う通り母親はバケモノだったと言う話。
おそらく、0号のパーソナルデータは完全に破壊されててそこに母親のデータが全部入った形なのだろう。昏睡期間はデータの上書き中。
つまり0号は……。
とても0号が不憫だったし、ラストが不穏すぎた。
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ネタバレフィルター解除刺さる人には本当に刺さる
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ネタバレフィルター解除物語を通して成長していくんですけど
とりあえず主人公はクズですね。
自分の勝手で作り出し自分の勝手突き放し、最終的に0号ちゃんの気持ちが分かったのか分からない
0号ちゃん健気で良い子だった。
YouTubeに短編動画を投稿し続け、いよいよ劇場版となった今作は本当に力作でした。カメラアングルからアクションのスピード感、会話の絶妙な間。キャラクターの動きも丁寧で素晴らしかった。
とにかく、……主人公がクソ過ぎる! 笑う所ではないですが、心を宿したロボットに対し、心が養われていない主人公が共栄できる筈もなく、それは破綻するに決まっている。
人工知能にかける想いは賛するとしても、まずは自分の心を育てなければ、この主人公に未来は無い。0号をいつまでもモノ扱いする冷徹さには、苛立ちが止まらない。鑑賞した視聴者は、間違いなくこの主人公が嫌いだ。
が、もちろん、この主人公にも仕方ない部分があり、特殊な育ち方をしたが故の歪な人間性には、同情する。
しかしそれにしても、終始、主人公が被害者で、ロボットによる暴走かのような展開には不愉快極まりない。心を持った0号を追い詰める程の薄情な主人公には寒気がする。
そういった意味では、色んな感情を抱かせてくれた90分間は楽しめたと言えますね。観て損はなし。
次回作も観に行きます。
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ネタバレフィルター解除0号が感情とか意識とか学んで行くにつれ意思は機械を超え進化する
素晴らしいヤンデレの映画でした
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ネタバレフィルター解除展開はありがちだけど、好きなタイプの作品☆
クライマックス走るのは お約束☆
スピード感良いガンジ☆
成長するロボットと 成長しない人間。
ふたつの対比で 互いに理解していく流れ 面白くは観られました☆
監督がYouTubeに上げてた短編アニメーションが好きだったので見に行った。
世界観というか作風は同じ感じ。ストーリーは王道ってかな、ヒトによっては途中で気づくかなと。
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ネタバレフィルター解除作品としては近未来SF。ただ、尺の都合で説明がなされていない部分がかなり大量にあり、その部分はノベライズとスピンオフが電撃文庫から出ているので、そちらを読むことで補完もできる……けど
はっきり言うと、ノベライズ版とEpisode0を合わせて読まないと感想が全く変わる作品。
ある意味、作品の根幹は水溜稲葉であり、0号も明もこの物語の根幹とは言えないのが映画だけだと分からないというのはかなり作為的というか。
それを踏まえて、まずこの作品の大きな目的というか、テーマとして「第3人類」というものが挙げられてくる。 作中ではこれに関しては=0号という描写しかなされてないのだが、これは大きな間違いである。
なぜなら、映画で全く説明がないが、明も第3人類だからである。これに関してはエピ0において稲葉が作ったと語っている。 ただ、作り方においては通常の性交渉の後に生まれている訳ではなく、初の体毛から細胞培養を行って明を作ったらしい。
ソルト=第2人類という説明も実はこの作品の中ではしっかりのなされてはおらず、まず、稲葉が明に0号を作らせた理由というのも、映画のみだと理解不能。 というか、親心から子供に家族を作らせて云々みたいに思えてしまうような描写をしているのがかなり酷いと思う。
なぜなら、この稲葉というキャラクターはそんな理由で0号を作らせた訳では無いのだから。
0号は器なのだ。水溜稲葉が2000年生きるための人体構造を有した器。そもそも、ソルト自体はサポートロボットとして初達3人の手で生み出された料理ロボットを改良したものであるわけで、それに人の思考が出来るようなプロセスを踏ませると、今の半導体技術だと自己破壊されてしまうことが稲葉によって実証されている。
だからこそ、第2人類のソルトは失敗作であり、稲葉は第3人類を作る計画を立てた。 それは自分の子を成すことであったが、その計画は初に真意に気づかれ、途中で失敗。後に体毛から明を作ったが、教育の途中で病気の悪化を辿って死亡。 その結果、不十分だった教育が祟り、思うような形での復活ができなかった。
実は映画では説明がなかったが、山吹色のソルト=稲葉という状態になっていたらしい。ただ、半導体では稲葉の人格をトレースすると負荷が大きすぎるので、途中で壊れたというわけだ。
真に稲葉の人格を読み込みたかったのは0号の身体であったが、0号に自我が芽生えていた為、これがしばらく出来なかった。が、絶好のチャンスが訪れてしまった。
明への気持ちを確かめるための暴行。あの行為の末に自分の首を絞め、重度の酸欠状態へと陥った0号の脳から自我を締め出し、自分が表出する。これがラストシーンの0号の正体である。
稲葉はこの世界へと帰ってきた。そして2000年生き続けるのだろう。
本当の天才は人の心を理解できない、この作品はこの一言に尽きる。
水溜稲葉は自他ともに認める天才であった、これは真実にほかならないのだから。
短編アニメーションが好きでみにきました。
面白かったですがもっと掘り下げて理解するには小説版なども呼んだほうが良いらしいので買ってみたいと思います。