映画は戦記で読んだものに近いと思いました。漫画は少し読んだことがあります。
小学生の頃に「対馬丸」でお婆ちゃんが漂流中にサメに食べられてしまうシーンがありました。
戦争の現実を知るために漫画なので小学生でも見ても良いのではと個人的には思います。原爆体験者の話も親から子供が怖がるとクレームが付くような時代なのでやはり難しいのでしょうか。
実際の戦闘シーンの生々しさを知りたい方はスピルバーグ監督のパシフィックのペリリュー編がよく描かれていると思います。
戦記では、米軍が戦利品として日本兵の死体の金歯を抜いたり、頭部を煮込んで頭蓋骨だけにして本国に送ったりといったことがあったようです。
映画の中でご遺骨が緑に覆われていくシーンがあります。悲しいけれどあー、人間も自然の一部なんだな、争いって何だろう?何かすごく平和を感じたシーンでした。
まだまだご遺骨が海外で眠る中、祖父、曽祖父がどこでどう戦ったのか、日本人として知ることが何よりもの供養になると思います。上皇夫妻がペリリューを慰霊訪問された際に、対岸のアンガウル島にも頭を下げられていたのが印象に残っています。
アンガウルも20倍の米軍を相手にした激戦地。他にも北方で終戦後のソ連軍の進行に立ち向かい、北海道進行を阻止した占守島(シュムシュ島)の戦いや、最初の玉砕の島アッツ島、それと正反対に隣の島では撤退が成功したらキスカ島撤退作戦など、もっと知るべきことが沢山あると思います。
当時を知らない、当時を経験してない私たちが、ただ無謀だったとか愚かだとか一言で片付けて良いものか。「若者よ、君達が生きている今日という日は死んだ戦友達が行きたかった未来だ!」戦艦大和の語り部、八杉さんのお言葉です。私達はしっかりと考え、1日1日を大事に生きなければならないと思います。
この映画の主人公のおそらくモデルとなった土田さんが中川大佐の墓前で泣き崩れたTV映像を見た事があり、とても感慨深く印象に残っているのを覚えています。
また、中川大佐がパラオ本島の師団本部に望みなしと反対する中、あのような地獄の戦場に増援のためパラオ本島から逆上陸した飯田少佐の高崎第15連隊第2大隊の事も忘れてはならないと思います。また、その後の逆上陸の成功の望みが無い事をパラオ本島まで60キロ泳いで伝えた伝令がいたことも。
最後にペリリュー島の涙を誘う電文を紹介します。
●1944/11/22
通信断絶ノ顧慮大トナルヲ以テ最後ノ電報ハ左記ノ如ク致シ度承知相成度。
一 軍旗ヲ完全ニ処置シ奉レリ
二 機秘密書類ハ異常ナク処理セリ
右ノ場合「サクラ」ヲ連送スルニ付報告相成度
要約:通信断絶の可能性が高いため、最後の電報は、軍旗を処置した事、機密書類は異常無く処理した事を意味するものとして、サクラを連打することをご承知いただきたい。
●1944/11/24 16時
ペリリューからの生文での最後の連絡。
サクラサクラサクラ ワガシユウダンノケントウヲイノル ワレクノゴチヨウ ワレクノゴチヨウ
サクラサクラサクラ ワガシユウダンノケントウヲイノル ワレクノゴチヨウ ワレクノゴチヨウ ・・・─・─
※クノゴチヨウは久野伍長の意。
・・・─・─は通信終了の符号。
受信したパラオ本島の司令部は涙にくれたそうです。
配布中の入場者プレゼント!
■入場者プレゼント:原作・共同脚本 武田一義 先生描き下ろしポストカード
配布期間:12月26日(金)~
※お一人様一回のご鑑賞につき、入場者プレゼントを1つお渡しします。
※入場者プレゼントの残数より、次回上映回のお客様の数が上回った場合、入場者プレゼントは配布致しません。
※チケット購入特典ではございません。ご入場を伴わない配布はお断りさせていただきます。
※配布期間中であっても無くなり次第終了となります。
※特典制作時に生じるスレや色ムラ、梱包時や配布時に生じるシワやキズなど、
ビジュアルイメージを損なわない差異が理由による返品交換はお受けできません。
(C)武田一義・白泉社/2025「ペリリュー 楽園のゲルニカ」製作委員会
映画は戦記で読んだものに近いと思いました。漫画は少し読んだことがあります。
小学生の頃に「対馬丸」でお婆ちゃんが漂流中にサメに食べられてしまうシーンがありました。
戦争の現実を知るために漫画なので小学生でも見ても良いのではと個人的には思います。原爆体験者の話も親から子供が怖がるとクレームが付くような時代なのでやはり難しいのでしょうか。
実際の戦闘シーンの生々しさを知りたい方はスピルバーグ監督のパシフィックのペリリュー編がよく描かれていると思います。
戦記では、米軍が戦利品として日本兵の死体の金歯を抜いたり、頭部を煮込んで頭蓋骨だけにして本国に送ったりといったことがあったようです。
映画の中でご遺骨が緑に覆われていくシーンがあります。悲しいけれどあー、人間も自然の一部なんだな、争いって何だろう?何かすごく平和を感じたシーンでした。
まだまだご遺骨が海外で眠る中、祖父、曽祖父がどこでどう戦ったのか、日本人として知ることが何よりもの供養になると思います。上皇夫妻がペリリューを慰霊訪問された際に、対岸のアンガウル島にも頭を下げられていたのが印象に残っています。
アンガウルも20倍の米軍を相手にした激戦地。他にも北方で終戦後のソ連軍の進行に立ち向かい、北海道進行を阻止した占守島(シュムシュ島)の戦いや、最初の玉砕の島アッツ島、それと正反対に隣の島では撤退が成功したらキスカ島撤退作戦など、もっと知るべきことが沢山あると思います。
当時を知らない、当時を経験してない私たちが、ただ無謀だったとか愚かだとか一言で片付けて良いものか。「若者よ、君達が生きている今日という日は死んだ戦友達が行きたかった未来だ!」戦艦大和の語り部、八杉さんのお言葉です。私達はしっかりと考え、1日1日を大事に生きなければならないと思います。
この映画の主人公のおそらくモデルとなった土田さんが中川大佐の墓前で泣き崩れたTV映像を見た事があり、とても感慨深く印象に残っているのを覚えています。
また、中川大佐がパラオ本島の師団本部に望みなしと反対する中、あのような地獄の戦場に増援のためパラオ本島から逆上陸した飯田少佐の高崎第15連隊第2大隊の事も忘れてはならないと思います。また、その後の逆上陸の成功の望みが無い事をパラオ本島まで60キロ泳いで伝えた伝令がいたことも。
最後にペリリュー島の涙を誘う電文を紹介します。
●1944/11/22
通信断絶ノ顧慮大トナルヲ以テ最後ノ電報ハ左記ノ如ク致シ度承知相成度。
一 軍旗ヲ完全ニ処置シ奉レリ
二 機秘密書類ハ異常ナク処理セリ
右ノ場合「サクラ」ヲ連送スルニ付報告相成度
要約:通信断絶の可能性が高いため、最後の電報は、軍旗を処置した事、機密書類は異常無く処理した事を意味するものとして、サクラを連打することをご承知いただきたい。
●1944/11/24 16時
ペリリューからの生文での最後の連絡。
サクラサクラサクラ ワガシユウダンノケントウヲイノル ワレクノゴチヨウ ワレクノゴチヨウ
サクラサクラサクラ ワガシユウダンノケントウヲイノル ワレクノゴチヨウ ワレクノゴチヨウ ・・・─・─
※クノゴチヨウは久野伍長の意。
・・・─・─は通信終了の符号。
受信したパラオ本島の司令部は涙にくれたそうです。
深い理由もなく、なんとなく選んだ映画でしたが、この映画との出会いは奇跡であり、運命でありました。
戦争をテーマにした作品ですので、グロテスクなシーンや、心を抉られるようなシーンも多いです。それらが受け入れられない人もきっと多いでしょう。けれど、この作品にはそれらをきちんと受け止めてこそ、本質に近づけるような作品だと感じました。
戦争を実体験した世代がいなくなりつつあるいま、この作品は必要なものだと感じます。アニメであることで、グロテスクさやエグみが多少は軽減されていましたため、普段「戦争映画は……」と感じる人にも触れやすいのはないかと感じました。
こんなにも心に響き、刺さる作品に出会えたことを嬉しく思います。
ちなみに作画ですが、恐ろしく綺麗です。キャラクターはアニメーションちっくで可愛らしい2.5頭身くらいですが、戦艦や銃、戦闘機や人骨など、そして楽園と言える風景は写実的で、とても美しかったです。
中学生の子供と鑑賞しました。
鑑賞後漫画を購入すると、子供が早速読んでいました。
ペリリューのような出来事を義務教育では教わらないので子供にも観て欲しい映画です。
次世代では、日本人である事に誇りを持ち、平和に感謝し、英霊に感謝と哀悼の気持ちが持てる人になって欲しいです。
鬼滅の刃が観られるなら問題ない描写です。
アニメだからか?生々しい場面が多く、戦争について考えさせられました。原作は知らなかったです。観てよかったとは思います。
登場するのは2.5頭身の可愛らしいキャラクターですが、内容はしっかり残酷で生々しかったです。
原作未読のため本作との違いは分かりませんが、11巻ある作品を2時間にまとめているせいか田丸くんの功績係としてのエピソードを薄く感じてしまいました。
三部作にしてしっかり原作に沿って描いていたらそんなことなかったのかな?と。
鑑賞した劇場は上映が日本語字幕版のみだったのと1日1本しか上映がないことが残念でなりません。戦争を知らない沢山の人に観て欲しい作品です。
うん、あまり悲惨さがやはりなく、アニメかつデフォルメ化されてるから、受け入れやすいと思う。
反面、英雄譚と誤解されないか心配な作品。
悲惨さや人間のグロさを、もっと描いて欲しい。
漫画読んでみます。
アニメショーンだからなぁと思いましたが、描写がしっかりグロかったです。とても期待してただけあって私にとって素晴らしい作品で受け継がれるべき作品だと思います!
やわらかな作画のおかげで最後まで観ることができたと思います。実写であれば難しかったかもしれません。PG12も納得です。ペリリュー島の激戦についてドキュメンタリーや新聞記事で見聞きはしていたつもりですが、ここまで悲惨であったのかと胸が痛みました。改めて平和の尊さを実感いたしました。
「残酷な描写」という感想が多い作品ですが、実際にはそんな事はなく、とてもライトに表現されており誰が観賞しても大丈夫です。
近年の他作品やゲームの方がリアルな表現で苦手意識のある人が多いと思いますが、この映画では柔らかいタッチで描かれているのでその心配はいりません。
家族のもとへ帰還を果たせなかった英霊たちに、感謝の意と礼讃を。多くの人たちに観て欲しい作品です。
原作既読済みです。
本作は11巻ある原作を主人公である田丸と戦友である吉敷、この二人の描写に絞り、2時間の作品となる様に再構築された物である風に思えました。
残酷で残忍、無惨で無情な戦場の描写はしっかりと表現されており、音声と色が付いた事で、一層と陰鬱な戦争が表現されています。
その一方、物資の欠乏による飢餓、心身が弱っていく事で生まれる疑心暗鬼、日本と米軍双方が憎悪と恐怖で人間性を失っていく様など、延々と続く、終わりの見えない生き地獄の様な描写はかなり省略気味。
省略されている部分は他にもあり、主役二人に注力した分、どうしても他の人物達の描写が削られたり改変を受けているので、原作を見た方はそこを留意する必要があると思います。
長くなりましたが、ペリリューという作品を触れる上で良い作品ですので、この機会に本作や原作を多くの人に見て貰いたいです。
原作未読です。
星空がとても印象的でした。
最後のフレーズからエンディングが終わるまで涙が止まりませんでした。
極限の精神状態で生き抜いたことや、終結をむかえた安堵等、複雑な感情が一気にこみ上げてきたんだと思います。
是非皆様にも観賞していただきたい作品です。
マンガ原作物で、戦争を描いた作品ですが、確りしています。
当時、日本軍は兵站と通信を無視し、気合と根性だけの精神論のみで戦争をしていましたが、その愚の骨頂とも言える、日本人社会独特の民族性が戦争という極限状態の中であぶり出されていて、考えさせられます。
中々グロテスク且つ凄惨な戦闘シーンも出るので子供向けではありませんが、一見の価値ありですね。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除原作既読ですがだいぶ端折られていましたね。
原作未読だといきなりキングコングやツリーハウスが出て来て意味がわからなかったと思います。
表現的にはキツイかもしれないが、戦争映画なのに日本兵とアメリカ兵の汚い部分がほぼカットされているのがかなり残念でした。
特に泉の金歯の部分は原作を読んでて震え上がったので真っ黒の修正でも良いからカットしないで欲しかった。
原作は未読で観ました。原作は11巻あるとのことなので、カットした部分も多いと思いますが、原作未読者が置いてきぼりになることはありません。
これから原作を読んでみようと思います。
可愛らしい絵のアニメ映画ですが、戦争映画です。小学校高学年以上の人は1度鑑賞すべき作品だと思いました。
これを取っ掛かりに、読みやすい視聴しやすい媒体でいいので、戦争記録に触れていって欲しいと思います。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除愛子様が試写会を御覧になられたとのことから観る事にした。
まさに激戦のペリリュー島、
国のため果敢に戦い散っていったご英霊に感謝と哀悼の意を持たずにはいられません。
現在でも約2500柱もの御遺骨が残っているとききます。一刻も早く収集し国に帰してあげたいものです。
また高市総理におかれましては外野の雑音に惑わされず、かようなご英霊が祀られし靖国神社に参拝していただきたく思います。
後、映画の中で1点間違いがありました。
日本は無条件降伏したとなってますが、無条件降伏したのは日本軍であり、日本ではありません。日本政府はポツダム宣言の中の条件に従い(この時点で有条件)日本軍に無条件降伏を受け入れさせたのです。
戦争のシーンは生々しく表現されているため、残酷的な描写に耐性がない方は視聴する場合は気分が悪くなるかもしれません。
また、男性の全裸が数秒間映ります(^_^;)
PG12となっているため、小学生以下は見ないほうがいいです。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除原作を読んでから見に行きました。
2時間近い映画ですが、やはり主人公2人のエピソードに絞ってあるためわりと原作よりはライトな印象。あと、戦闘シーンの表現や主要人物の最期の描写にも観る側のショックが大きすぎないよう配慮を感じられます。
しかし戦争の理不尽さや悲しさは十分に伝わる。皆、国が言う事を信じて故郷の家族を想いながら戦っていたんですね。
死ななくていい人が、生きて日本に帰れる筈だった人たちが最後に仲間同士対立して次々と命を落とすシーンには戦時中の洗脳状態の恐ろしさが表現されていると思います。