忠行
刑事のダニー・ロークが銀行強盗のタレコミのあった現場に行くと標的となった貸金庫の中から行方不明の娘の写真を発見。
なぜこんなものがここに?
犯人と思える男とのやり取りで彼が娘の行方の鍵を握っていると確信。しかし妙な力で警官たちを操り、逃げられてしまう。
謎の男を探し出す中で彼は政府の特殊機関に属していた強力な催眠能力の持ち主だと判明、操られた群衆に殺されそうになる寸前、ダニーもまた強力な催眠能力を発揮して窮地を脱する。
なぜ自分にこんな力が?
ダニーの身の回りでいったい何が起きているのか――。
幾度も描かれるどんでん返し、何が現実で何が虚構なのかが登場人物も観客もわからなくなる展開は先が読めずハラハラドキドキの連続で実に楽しめた。これだよこれ、こういう感覚を求めているのよ。
なんというか『トータル・リコール』で『トゥルーマン・ショー』なやつにスティーブン・キングっぽさを散りばめた感じ。
特にラストのあれは「そんなオチいるか?」という一抹の後味の悪さがキングっぽさをかもし出している。
物語の根幹、肝心の設定自体が新鮮味が薄く古めかしいという意見を聞きますが、ありきたりな食材《アイデア》を独自のレシピ《プロット》で上手く調理して美味しく食べられる料理《映画》に仕上げていると思います。
ただ『ドクター・ストレンジ』のミラーワールドを再利用した感のある謎空間のCGには苦笑いを禁じえない。
だってドクストのミラーワールドまんまなんですもの。
でも確かにあのガーッとなってウニャーとなる(語彙力)映像を見せられたら真似したくなりますよね。
もし自分が映像表現できる立場になったらああいう画を使ってしまうと思います。あれは本当にセンス・オブ・ワンダーだった――。
う〜ん。
面白い
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除刑事のダニー・ロークが銀行強盗のタレコミのあった現場に行くと標的となった貸金庫の中から行方不明の娘の写真を発見。
なぜこんなものがここに?
犯人と思える男とのやり取りで彼が娘の行方の鍵を握っていると確信。しかし妙な力で警官たちを操り、逃げられてしまう。
謎の男を探し出す中で彼は政府の特殊機関に属していた強力な催眠能力の持ち主だと判明、操られた群衆に殺されそうになる寸前、ダニーもまた強力な催眠能力を発揮して窮地を脱する。
なぜ自分にこんな力が?
ダニーの身の回りでいったい何が起きているのか――。
幾度も描かれるどんでん返し、何が現実で何が虚構なのかが登場人物も観客もわからなくなる展開は先が読めずハラハラドキドキの連続で実に楽しめた。これだよこれ、こういう感覚を求めているのよ。
なんというか『トータル・リコール』で『トゥルーマン・ショー』なやつにスティーブン・キングっぽさを散りばめた感じ。
特にラストのあれは「そんなオチいるか?」という一抹の後味の悪さがキングっぽさをかもし出している。
物語の根幹、肝心の設定自体が新鮮味が薄く古めかしいという意見を聞きますが、ありきたりな食材《アイデア》を独自のレシピ《プロット》で上手く調理して美味しく食べられる料理《映画》に仕上げていると思います。
ただ『ドクター・ストレンジ』のミラーワールドを再利用した感のある謎空間のCGには苦笑いを禁じえない。
だってドクストのミラーワールドまんまなんですもの。
でも確かにあのガーッとなってウニャーとなる(語彙力)映像を見せられたら真似したくなりますよね。
もし自分が映像表現できる立場になったらああいう画を使ってしまうと思います。あれは本当にセンス・オブ・ワンダーだった――。