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村上春樹が原作だとは知りませんでした。彼の小説も読んだことがない私が観た感想は、とにかくもうタラタラと長過ぎる。凝縮すれば30分で済む話。テイスト的には意味もない日常をドキュメンタリータッチで垂れ流すフランス映画に似ている。
言わんとしていることは理解出来た。自分の殻にとじ込もらず、内なる自分を見つめ、正しく傷つき後悔のない別れを、ということだ。
ただそのメッセージを伝える為に、主人公の仕事としてのリハーサル風景を延々と見せられ、浮気していた元妻の性描写もやたら多く気持ち悪かった。霧島れいかは美しかったけれど。
ラストは、主人公の愛車サーブを、何故か異国の韓国で、女性ドライバーが自分の車のように運転していた。ただ単にあげたのか、それとも同じ傷の舐め合いで男女の関係になり、親子程年の離れたカップルが誕生したのかは観客の想像に委ねられている。
もしも後者であったのなら、それはそれで気持ち悪い話である。
マジで。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除三浦透子さんの雰囲気が良かった。語り口調?に中々慣れなくて序盤は集中出来なかったけど、気が付くと淡々と進んでいくストーリーに没入してた。
みさきの洋服の着こなしがとてもかわいい。お金がないからなんだろうけど、古着のおじいさんが着るみたいなツイードのジャケットに、色落ちしたジーンズ、キャンプ、スニーカー。かえって若々しくて、おしゃれだなと思いました。みさきがとても好感が持てる女性で、応援する気持ちで観ました。ラストでは、彼女の心情の変化をみせるためだろうけど、少しあか抜けた感じ・女の子らしくなった感じでした。わたしは最初のころの着こなしが好きですが、犬を乗せて運転するみさきのあかるい笑顔はとても素敵で、ホッとしました。
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ネタバレフィルター解除村上春樹が原作だとは知りませんでした。彼の小説も読んだことがない私が観た感想は、とにかくもうタラタラと長過ぎる。凝縮すれば30分で済む話。テイスト的には意味もない日常をドキュメンタリータッチで垂れ流すフランス映画に似ている。
言わんとしていることは理解出来た。自分の殻にとじ込もらず、内なる自分を見つめ、正しく傷つき後悔のない別れを、ということだ。
ただそのメッセージを伝える為に、主人公の仕事としてのリハーサル風景を延々と見せられ、浮気していた元妻の性描写もやたら多く気持ち悪かった。霧島れいかは美しかったけれど。
ラストは、主人公の愛車サーブを、何故か異国の韓国で、女性ドライバーが自分の車のように運転していた。ただ単にあげたのか、それとも同じ傷の舐め合いで男女の関係になり、親子程年の離れたカップルが誕生したのかは観客の想像に委ねられている。
もしも後者であったのなら、それはそれで気持ち悪い話である。
マジで。
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ネタバレフィルター解除じわりじわり、時間が経つと余計にモヤモヤしてきた。
流産とか子供の死。
ゴミのシーン。虐待の話。
手話での会話。
不幸と言われそうなネタてんこ盛り。
なんだかなー。
喫煙シーンってあんなに必要あったのかな?
何のトラブルもない家庭の人が見たら自分達は幸せだな、と感じられるとかそーいうメッセージ??手話の女性が「私はとても幸せ」って言ってたよね。
それとも、あなたの奥さんはいつ死ぬか分かりませんよ?っていうメッセージ???
どんな苦労があっても、生きるしかないの、しょうがないの。というそのままのメッセージ??
どの家庭にも何かしらあると思うけど、そんなの笑いとばす強さみたいなのがもっと欲しかった。
「会いたい。けどもう遅い。」って言いながら泣いてたけど、は?正直何言ってるの?って思ってしまい、まさかとは思ったけど、あそこで泣きながら運転手と抱き合うとか意味わからない。
浮気気付いてるのに話し合えない時点で、何か勘違いしてないか???終わってるのよ。ホテルでとかならまだしも、家に連れ込んでるのに、話し合えないとかおかしすぎ。
この作品を良いと言ってる人の、何がどう良かったのか、聞いてみたいものだわ。
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ネタバレフィルター解除原作から発展していましたが、まさにハルキの作品です。セリフの全てがハルキらしさにあふれていて感動しました!
西島秀俊さんと岡田将生さんの他は存じ上げない俳優さんでしたが、皆さんの演技も素晴らしいです。
種々の言語、手話で繰り広げられる劇中劇も素晴らしい!迫力ありました。
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ネタバレフィルター解除あくまでも個人的感想として、オスカー候補は違和感がある気がしました。村上春樹原作(すいません。読んでません。)とのことですが、あまりらしくない気がしました。劇中劇も日本語の台詞に他言語で答えるのが会話が成り立っていないように感じてしまいます。車のドライバーと打ち解けるくだりも北海道で実家の跡地に到着した途端に唐突に進んだように感じました。最後ドライバーがなぜ韓国?にいるのか不明です。話に入りこめませんでした。役者は上手い人とそうでない人のギャップを感じてしまいました。あくまでも個人的感想です。
まさに賞を取るための映画でした。
3時間の上映。観るのに躊躇してましたが、観て良かったです。
DVD発売前にやっぱり劇場で観てよかったと実感しました。原作をベースにしっかり人間と人間が交差し招かれるドラマ、素晴らしくドライブする車が我が身も乗せて考えさせられる思いでした。賞とかよりも僕は非常にパーソナルな部分で響きました。静かなる語りに強さを感じる作品でした。
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ネタバレフィルター解除再上映で観てきました。一見すると関係性がないように思えるいくつかの劇中劇のエピソードや音が話していた物語が実は家福の実体験やその時々の状況と似通った部分があり、なんだか観ていて不思議な感覚でした。そしてタイトルの通り、たびたび運転のシーンがあってその映像や撮り方も綺麗でいっしょに乗車しているような気分でした。
淡々と静かに進行していく感じがしましたが、うまくまとめていて長時間を感じさせない映画です。それぞれが持つ後悔や葛藤の表現が素晴しいと思います。初めてお目にかかる役者さんが多かったですが、全俳優の演技が秀逸で温かみを感じます。
日本アカデミー賞であれだけの賞を取る作品だからやはり素晴らしい。劇場で観て良かった。悲しい中にも未来があった。明日があった。3時間がちっとも長く感じなかった。やはり映画は最高です!
3時間飽きさずに観れました。広島の観光地、場所が出てくるのも興味があります。
普通に日々が過ぎていく中で、愛する人との分かれがあり、そこで初めて過ごした時間を振り返ってみる。物語は舞台のセリフと現実とが重なり合って、そして淡々と進みながら感情の整理ができてくる。車の中から見える景色やトンネルが、感情の変化を表しているようだ。
度々出てくるチェーホフのセリフが気になり、小説を読んでみたいと思った。