おやじ
今年最初の映画鑑賞であり、その出来栄えに感心する。
旭川刑務所で長い刑期を終えた一人の男がバスに乗りバスが白い雪で覆われた一本道を走ってゆく。導入部のシーンとして道は男が進んでいく世界(未来)であり、真っ白な雪にどのような色(生き方)を付けて社会復帰していくのかと 出足からワクワク感と期待感が否応なしに高まる。
男に絡んでくる登場人物も多種多様である。塀の外と塀の中の違いをことあるごとに体験していく中で自分の生き方に徐々に変化が生じてくる。応援してくれる人たちのアドバイスを受け、肩肘張らずなりゆきに任せて人生を歩んで行く生き方を選択する。そんな中で男は持病が出てあっけなく一人静かにアパートの一室で息を引き取る。
そしてラスト、もう彼には会えないけれど私たちの心の中で生きていると悲しむ人たち、黒バックに白いちいさな文字で〔すばらしき世界〕のタイトルとエンディングが流れて静かに幕を下ろす。
すばらしい映画体験を提供してくれた西川美和監督・脚本を始め役所広司、仲野太賀、六角精児、北村有起哉、梶芽衣子、橋爪功等すばらしいを演技をありがとう。
本屋さんで佐木隆三『身分帳』を買って帰りました。
最後、青空に黒文字でタイトル
『すばらしき世界』
見始めるまでは白文字での『素晴らしき世界』という印象が強かったです。
劇場では気付かなかったですがレンタルして気が付きました。西川監督が色を変えてまで伝えたかったこと
深い映画でした。
役所広司さんを筆頭に、本当に演技派揃いの素晴らしい作品です!
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除今年最初の映画鑑賞であり、その出来栄えに感心する。
旭川刑務所で長い刑期を終えた一人の男がバスに乗りバスが白い雪で覆われた一本道を走ってゆく。導入部のシーンとして道は男が進んでいく世界(未来)であり、真っ白な雪にどのような色(生き方)を付けて社会復帰していくのかと 出足からワクワク感と期待感が否応なしに高まる。
男に絡んでくる登場人物も多種多様である。塀の外と塀の中の違いをことあるごとに体験していく中で自分の生き方に徐々に変化が生じてくる。応援してくれる人たちのアドバイスを受け、肩肘張らずなりゆきに任せて人生を歩んで行く生き方を選択する。そんな中で男は持病が出てあっけなく一人静かにアパートの一室で息を引き取る。
そしてラスト、もう彼には会えないけれど私たちの心の中で生きていると悲しむ人たち、黒バックに白いちいさな文字で〔すばらしき世界〕のタイトルとエンディングが流れて静かに幕を下ろす。
すばらしい映画体験を提供してくれた西川美和監督・脚本を始め役所広司、仲野太賀、六角精児、北村有起哉、梶芽衣子、橋爪功等すばらしいを演技をありがとう。
本屋さんで佐木隆三『身分帳』を買って帰りました。
役所さんの博多弁がすごいナチュラルで違和感を感じなかった?♂️
普通に生きる難しさ、そして何が幸せなのかを考えさせてくれた。
まずなにより、脚本・演出の素晴らしさ。ストーリーについて色々と語りたい思いもさることながら、映画としての出来映えに感銘を受けました。
日本の実写映画にはどうしても「こんなもんでいいや」という作り手の諦めと妥協がありありと滲み出てる場合が多く、なかなか集中して観れない事が大多数なのですが、この映画はのめり込みました。突き詰めた表現に容赦なく、誤魔化しも感じない。
スクリーンを通している事を忘れ、一人の男を見届ける事に熱中しました。これぞ映画です。
終わらせ方も巧みで、胸に刻まれる作品となりました。
全体的に物足りない気がした、これで終わり?と思ってしまった。
出演者皆さんの演技が素晴らしかったです。
役所さんと周りの役者さんたちの演技が自然でいて深い。。
後悔しない素晴らしき日々をおくれる人っているんだろうかと、作品自体も考えさせてくれる内容でした。
青い空を見上げられる素晴らしき日々おくりたいものです。
最初から最後まで、胸がぎゅっとする作品。登場人物全員に泣かされました。とても良作だけど、もう一度観るのには覚悟が必要。観終わった後も、胸が締め付けられて涙が止まらなかった。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除ラストがちょっと…。
まあまあ良い。