吉田修一の原作『犯罪小説集』は映画公開より随分前に読んでおいたが、映画化するのは7編収められている短編の中から〔青田Y字路〕〔万屋善次郎〕の2編を一つにまとめて映画化すると分かったので、改めて2作品をもう一度読み直して予備知識として頭に入れておいた。
カラーワイドスクリーンに夏の青田が映し出される。綺麗な田園風景から物語が始まる。
前作「菊とギロチン」で高い評価を得た瀬々敬久監督作品である。まず脚本が素晴らしい。〔青田Y路地〕〔万屋善次郎〕の短編2作を一つにまとめて書き上げた力量はさすがである。Y路地から始まりY路地で終わる作劇はまさに映像文学と呼べる出来栄えである。又、カットバックとモンタージュの使い方が抜群にうまし、 小細工なしの直球一本やりの映画構成に好感が持てる。
本作は、Ⅰ罪 Ⅱ罰 Ⅲ人の三つの章から構成されており、村落共同体、限界集落、過疎化、格差社会プラスよそ者(綾野剛、佐藤浩市)に対しての冷たい態度、人はどこまで残酷になれるのか? 追い詰められた人間の自死の選択。現代の混沌とした社会に果たして〔楽園〕はあるのか? と問いかけてくる。
今年を代表する日本映画の一本といっても差し支えはあるまい。
原作では限界集落という言葉で表現されているが映画は長野県飯山市奈良沢という実在する集落で撮影されたらしく、中でも祭りの場面で〔大天狗の舞〕が映画のシーンとして再現される。このシーンだけでも一見の価値あり。
みんなの感想
おやじ
kazu


良く分からないまま終わってしまいました。Y字路で居なくなった女の子が生きてたようだけどそれも解決されないままで観て損をした映画でした(涙)

吉田修一の原作『犯罪小説集』は映画公開より随分前に読んでおいたが、映画化するのは7編収められている短編の中から〔青田Y字路〕〔万屋善次郎〕の2編を一つにまとめて映画化すると分かったので、改めて2作品をもう一度読み直して予備知識として頭に入れておいた。
カラーワイドスクリーンに夏の青田が映し出される。綺麗な田園風景から物語が始まる。
前作「菊とギロチン」で高い評価を得た瀬々敬久監督作品である。まず脚本が素晴らしい。〔青田Y路地〕〔万屋善次郎〕の短編2作を一つにまとめて書き上げた力量はさすがである。Y路地から始まりY路地で終わる作劇はまさに映像文学と呼べる出来栄えである。又、カットバックとモンタージュの使い方が抜群にうまし、 小細工なしの直球一本やりの映画構成に好感が持てる。
本作は、Ⅰ罪 Ⅱ罰 Ⅲ人の三つの章から構成されており、村落共同体、限界集落、過疎化、格差社会プラスよそ者(綾野剛、佐藤浩市)に対しての冷たい態度、人はどこまで残酷になれるのか? 追い詰められた人間の自死の選択。現代の混沌とした社会に果たして〔楽園〕はあるのか? と問いかけてくる。
今年を代表する日本映画の一本といっても差し支えはあるまい。
原作では限界集落という言葉で表現されているが映画は長野県飯山市奈良沢という実在する集落で撮影されたらしく、中でも祭りの場面で〔大天狗の舞〕が映画のシーンとして再現される。このシーンだけでも一見の価値あり。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除佐藤浩市さんの自殺シーンが強烈で絶句しました
内容は全然「楽園」では無かったです
良く分からないまま終わってしまいました。Y字路で居なくなった女の子が生きてたようだけどそれも解決されないままで観て損をした映画でした(涙)
社会や町村が犯人!怒りの米軍基地が犯人捏造冤罪!韓国映画で帝銀事件下山事件朝鮮半島戦争国鉄総裁反対下関貨物列車米軍戦後史の闇を日本映画で昔作っていたが韓国も日本も米軍ソ連軍日本共産党警察署デモまで入る応援共産党?