僕にとっては『竜三と七人の子分たち』以来 8年ぶりの北野武監督作品である。
〔予告編〕を見たときに、〔これは〕と思わせる期待感があった。すなわち黒沢明晩年の戦国時代絵巻物と言える〔影武者〕〔乱〕と同じ頭の武将。すなわち月代(さかやき)で半頭(はんこう)、茶筅髷。そして弓を射る合戦シーン、旗指し物の色彩等 滅多に見ることができない戦国時代劇に期待したが………結果は………
歴史的事実と虚構の世界を織り交ぜて良くも悪くも〔北野武〕劇場である。作品の評価はかなり分かれると思う。
首を切り落とすシーンがやたら目につくが、逆に多すぎて滑稽に見えてくる。信長の行動自体が一種のパロディに感じられてしまう。
ブラックユーモアのセンスは高く評価するが、合戦シーンの場面で引きの構図(全体を捉えたシーン)が少なく、アップのカットを多用して構成しているのがいただけない。
ラストで〔光秀〕の首を秀吉が脚で蹴るシーンが印象的であったが、作品として見た場合上映時間131分は長すぎる。90分~100分位にして、本能寺の変から山崎の合戦をメインにしてもらいたかった。
みんなの感想
おやじ
映画


戦国時代の怖さがありました

僕にとっては『竜三と七人の子分たち』以来 8年ぶりの北野武監督作品である。
〔予告編〕を見たときに、〔これは〕と思わせる期待感があった。すなわち黒沢明晩年の戦国時代絵巻物と言える〔影武者〕〔乱〕と同じ頭の武将。すなわち月代(さかやき)で半頭(はんこう)、茶筅髷。そして弓を射る合戦シーン、旗指し物の色彩等 滅多に見ることができない戦国時代劇に期待したが………結果は………
歴史的事実と虚構の世界を織り交ぜて良くも悪くも〔北野武〕劇場である。作品の評価はかなり分かれると思う。
首を切り落とすシーンがやたら目につくが、逆に多すぎて滑稽に見えてくる。信長の行動自体が一種のパロディに感じられてしまう。
ブラックユーモアのセンスは高く評価するが、合戦シーンの場面で引きの構図(全体を捉えたシーン)が少なく、アップのカットを多用して構成しているのがいただけない。
ラストで〔光秀〕の首を秀吉が脚で蹴るシーンが印象的であったが、作品として見た場合上映時間131分は長すぎる。90分~100分位にして、本能寺の変から山崎の合戦をメインにしてもらいたかった。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除支配服従関係を利用してパワハラのような言動を取る信長は鬼気迫るものがありました。方言も相まってちょっと怖かったです。
男色の描写がやや多く、そこ要る?と思うようなシーンもありました。しかもあんなに周りが息巻いていた本能寺の変もあっさり幕を閉じたし…少し肩透かし感がありました。
戦国時代の怖さがありました
私は良かったと思う。
首…だった。
信長役の加瀬亮さん、おぉーと思いながら良いと思ったし秀吉役のタケシさんもクスッと良かったし家康役の小林薫さんも家康でした。秀長役の大森南朋さん好き。
若手俳優の大役居ない、目立った女優さんはクノイチのみに気付いたけど映像や男優さん達の演技で十分に満足でした。
予告で見た良々さんも良々でした。
グロいけど、ストーリーはそこそこ面白いです。
戦国時代の命の感覚がありありと伝わります。
生命よりも見栄や立場に重きを置苦ことを強要された時代って、恐ろしいです。
そこはかとない生への執着を、作品全体から感じました。
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除衆道色が強く辛かったです! 戦国時代ですからね! あるよね! でも辛かったです!!
そういった点も血生臭く陰謀渦巻く戦国の狂った部分として重大な要素であることはわかるんですけどね、クライムでサイコな映画を観に行く心で戦国おっさんず○ブに殴られたと言うか、なんかとにかく胃に重かった、生々しい……!
VFXが丁寧に合わされた殺陣のシーンは真に迫った血生臭さがあり、服飾や舞台も戦国時代らしさを感じさせられましたし、凄い映画なんだろうなとは思うんですけど、……辛かった……
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除俳優陣は、たけし以外は、やはり上手かったですね。
衆道色で強引に括るのは、無理があります。
昔の東映ヤクザ映画を戦国時代に置き換えただけと考えれば、首が飛んだり血の色がふんだんに使われているのも、そんなもんかなってなと思います。
東京宝塚にしては、奥行きの無い、無味乾燥な、感動を何も感じない、今時珍しい作品でした。
他の戦国時代劇ではお目にかかれない有名武将達の姿を描いているのは、さすが北野監督!しかし、秀吉&秀長&官兵衛のトリオ漫才の様な会話は、そこだけを見ると面白いケド、全体の流れやテンポを悪くしている様に思えた。
期待しすぎた
首をはねるシーンがあるが、一瞬で飛ぶため薄っぺらく見える
男色が全面に出ており入り込めない
アウトレイジのようなバイオレンス的要素が中途半端に感じる
めちゃくちゃ面白かった、でも信長方言+早口すぎで字幕ほしかったな……
こっちの路線できたのか、と思ってびっくりした。海外で賞を取ったと聞いたので、ちょっと期待が大きすぎちゃったかな。久々の北野映画でした。