ストーリーが王道でおおらかで、色彩や構図の美しさも相まって観ていてとても気持ちが良かった。
「ロング・ウェイ・ノース」でも印象的だった手に汗握るシーンが、舞台がアメリカであることも相まってかの追走劇が楽しい。不意にみせる白などのくっきりとした色彩が、鮮やかながらも彩度としては控えめな画面の中でハッと目をひいて美しいと思う。吹替版の主人公の声がかなりよかった。日本のアニメほど高くはなく、海外のアニメでたまにあるような驚くほど低い声でもなく、声色や演技にとても魅力を感じた。アドベンチャーとしてとても楽しい映画だった。
カラミティジェーンが誕生するまでを美しい映像で描いた一作。
自由に生きたい女性を丁寧に魅せる語り口は、非常に見応えがありました。
輪郭線のない絵画のようなアニメーションで、この美しい色彩を湛えた大自然を見るだけでも価値がある。
マーサはいろいろと嫌な目、辛い目に遭うこともあるが、男女の固定的役割や社会の階層の中で、偏った価値観や鬱屈した感情をもつのも仕方がないところがあり、現代にも通じる普遍的なテーマだと思う。そんな状況をマーサが突破した時の爽快感といったら格別である。
吹替もキャラクターに合っていてよかった。
ストーリーが王道でおおらかで、色彩や構図の美しさも相まって観ていてとても気持ちが良かった。
「ロング・ウェイ・ノース」でも印象的だった手に汗握るシーンが、舞台がアメリカであることも相まってかの追走劇が楽しい。不意にみせる白などのくっきりとした色彩が、鮮やかながらも彩度としては控えめな画面の中でハッと目をひいて美しいと思う。吹替版の主人公の声がかなりよかった。日本のアニメほど高くはなく、海外のアニメでたまにあるような驚くほど低い声でもなく、声色や演技にとても魅力を感じた。アドベンチャーとしてとても楽しい映画だった。
カラミティジェーンが誕生するまでを美しい映像で描いた一作。
自由に生きたい女性を丁寧に魅せる語り口は、非常に見応えがありました。
輪郭線のない絵画のようなアニメーションで、この美しい色彩を湛えた大自然を見るだけでも価値がある。
マーサはいろいろと嫌な目、辛い目に遭うこともあるが、男女の固定的役割や社会の階層の中で、偏った価値観や鬱屈した感情をもつのも仕方がないところがあり、現代にも通じる普遍的なテーマだと思う。そんな状況をマーサが突破した時の爽快感といったら格別である。
吹替もキャラクターに合っていてよかった。
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』が素晴らしかったレミ・シャイエ監督の最新作ということで、待ち望んだ作品でした。
伝説の女性ガンマン、マーサ・ジェーンは古くから何度も映画や小説など作品化されていますが少女時代は恐らく初めて。
まずは今回も圧倒的に美しいイラストのようなアニメーションに心奪われます。
スチール画像で見ると、日本のいつものアニメに見慣れていると単純化された輪郭線のない素朴すぎる画に思えるかもしれませんが、実際に動いている映像を見ると、その華麗さに驚くはず。
物語も女性が女性らしくなければならない時代の不自由さに、無謀とヤンチャでぶつかりまくって抗うジェーンは、現代のこの時代の私たちにピッタリ。
単純でポジティブ。
そんなあたりも多くの人に勧めやすい素晴らしい作品でした。
非常に絵がきれいで、動きがダイナミックでテンポよく話が進む。
セクシャリティの問題も入っていて現代的な視点でも描かれていて見所が多い。完全に悪い人というのではなくて、憎んでいた人もその人の立場での弱さであったり、つらさを抱えていてというキャラクター造形も考えられている。