いい感じにホームアローンとジョンウィックを混ぜた感じ
2023/02/03
物欲主義な子供たちに嫌気がさして久しく、少しばかりお疲れ気味のサンタクロース(デヴィッド・ハーバー)は、体に鞭を打ち良い子にプレゼントを届けるため、トナカイが引くソリでクリスマスイブの空を駆け回っていた。とある富豪ファミリーが盛大にクリスマスパーティーを開く豪邸に降り立ち、煙突から部屋へ入ったサンタが偶然鉢合わせたのは、金庫にある3億ドルの現金を強奪するため潜入したスクルージー率いる武装集団だった。その場を見なかったことにして立ち去ろうとするサンタだったが、すぐさま大騒動に巻き込まれてしまう。サンタはクリスマスプレゼントを届ける能力は備わっていたものの、戦闘能力はゼロだった。ましてや相手は武装集団。多勢に無勢の大ピンチを孤軍奮闘切り抜け、無事子供たちにプレゼントを届ける事が出来るのか!? クールでバイオレンスなアクションと大爆笑のストーリー展開、そしてまさかの感動のフィナーレとノンストップで続く、映画ファン必見の一本!
デビッド・ハーバー / ジョン・レグイザモ / カム・ジガンデイ / アレックス・ハッセル / アレクシス・ラウダー / ビバリー・ダンジェロ
(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.
この感想にはネタバレが含まれています!
ネタバレフィルター解除いい感じにホームアローンとジョンウィックを混ぜた感じ
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ネタバレフィルター解除大酒飲みのやさぐれサンタクロースがプレゼントを配る途中、大金持ちのお屋敷で武装強盗集団と鉢合わしてしまってさぁ、大変。
〝暖炉からトンネルを一瞬で抜ける〟特殊能力と〝子どもが望んだプレゼントを具現化する〟魔法の袋くらいしか持たないサンタさんだが、近年まれに見る「いい子」とその家族のために銃で武装した強盗団に立ち向かう。
この映画のサンタさん、実は●●だった? という設定のため、酒だけでなく肉弾戦もいけるくちで悪党相手にひーひー言いながらも格闘を繰り広げます。
まさに『ダイ・ハード』+『ホーム・アローン』といった趣きの痛快娯楽作品。冒頭の空飛ぶ橇からのゲロや街を見下ろしての立ち小便とか下品でいいね!
小難しいことなど考えずに楽しめる作品で、見終わったあとにニコニコしながら映画館を後にできることでしょう。
ムチャクチャクリスマス映画なのだが、なぜクリスマスシーズンに公開しなかったのだろう? 人が景気よくバタバタ死にまくるし、目とか下顎とかに尖った物がブスブス刺さる痛いシーン多めだからかしら。
これは完全に私個人の感想、愚痴になってしまうのですが、年々家族関係を描いた作品に触れるのが苦痛になってきました。
子を持つ親の気持ちはすべての人に通じる普遍的なテーマだとされていますが、今の日本は格差が広がり主として貧困などが要因で結婚や子育てもままならない人が多くなっています。
私自身もその一人であり、フィクションの世界でも幸せな家庭を見るのがつらい。
吉沢亮の「ブラックナイトパレード」同様、ブラックサンタ、悪い子リストという設定にびっくりしました。こんなサンタがいてもいいなと思いました。欲しい物が、キャッシュだとか、夢のない子どもが多く、プレゼント配りに嫌気がさしてきたところ、ある少女との出会いが……。信じる力の大切さを感じた映画でした。