ワイドスクリーンの黒バックに小さな文字で書かれたタイトル。そしてピアノの音が聞こえてくる。1時間48分の重い映画であるが、深みのある映像美で〔ノマド(遊牧民)〕と呼ばれている人たちの生き方をとらえた力作である。
〔ノマド〕と呼ばれている人たちは高齢者が多く、自らの意志で家族や安住の地を捨てて終わりのない旅にでる。デラシネ的な(根無し草)生き方を選択して孤独と不安におびえながらゴールのない旅を続けていく。
キャンピングカーで移動しながら生活するために仕事を探し、そして次の場所に向かってアメリカ大陸を旅する主人公ファーンを中心にして物語が進んでいく〔アメリカンニューシネマ〕とは異なる目的地のない〔ロードムービ〕映画である。
ファーンが車を停めて〔放尿〕をしたり、全裸で澄みきった川に身をゆだねたり(外見と異なり形の良い乳房と豊かなアンダーヘアーに驚く)、仲間同士との物々交換のやり取り等我々が生活している社会と真逆な価値観で描かれていく。
主人公ファーンの〔女としての幸せを拒否する〕生き方、価値観には賛同できないが〔ノマド〕の社会の中でしか自己表現することが出来ない人々が存在していることに驚きを覚える。
別れる時は決して〔さよなら〕とはいわず〔またどこかで〕という。だから、またいつか主人公ファーンとスクリーンの中で再会したい。
みんなの感想
おやじ
ジャスミン１６
over3dsky
おやじ
ジャスミン１６
アメリカ中西部の壮大景色があまりにも美しすぎて、見終わったあとも雄大な景色が頭に焼き付いています。この壮大な場所からRV車と共にノマドの人々の存在、ノマドたちの生活、そして人生が描かれています。主人公(ファーン)は姉妹や知人とから一緒の住居で定住することを断り、ノマドを続けていくことを選択しました。
この映画を通じてあらためてノマドの存在、生活を知ることができ、その中で人生のいろいろな選択があることを感じました。
over3dsky
人生はそれぞれ、幸せの定義もそう
ワイドスクリーンの黒バックに小さな文字で書かれたタイトル。そしてピアノの音が聞こえてくる。1時間48分の重い映画であるが、深みのある映像美で〔ノマド(遊牧民)〕と呼ばれている人たちの生き方をとらえた力作である。
〔ノマド〕と呼ばれている人たちは高齢者が多く、自らの意志で家族や安住の地を捨てて終わりのない旅にでる。デラシネ的な(根無し草)生き方を選択して孤独と不安におびえながらゴールのない旅を続けていく。
キャンピングカーで移動しながら生活するために仕事を探し、そして次の場所に向かってアメリカ大陸を旅する主人公ファーンを中心にして物語が進んでいく〔アメリカンニューシネマ〕とは異なる目的地のない〔ロードムービ〕映画である。
ファーンが車を停めて〔放尿〕をしたり、全裸で澄みきった川に身をゆだねたり(外見と異なり形の良い乳房と豊かなアンダーヘアーに驚く)、仲間同士との物々交換のやり取り等我々が生活している社会と真逆な価値観で描かれていく。
主人公ファーンの〔女としての幸せを拒否する〕生き方、価値観には賛同できないが〔ノマド〕の社会の中でしか自己表現することが出来ない人々が存在していることに驚きを覚える。
別れる時は決して〔さよなら〕とはいわず〔またどこかで〕という。だから、またいつか主人公ファーンとスクリーンの中で再会したい。
アメリカ中西部の壮大景色があまりにも美しすぎて、見終わったあとも雄大な景色が頭に焼き付いています。この壮大な場所からRV車と共にノマドの人々の存在、ノマドたちの生活、そして人生が描かれています。主人公(ファーン)は姉妹や知人とから一緒の住居で定住することを断り、ノマドを続けていくことを選択しました。
この映画を通じてあらためてノマドの存在、生活を知ることができ、その中で人生のいろいろな選択があることを感じました。
人生はそれぞれ、幸せの定義もそう
いい映画なのはわかる。
でも､面白くはない。
頭では感動する場面を理解してるけど。友人に見たほうがいいとは言えない作品。
しみじみとしみる映画。
アジア系の女性の監督の作品でしたが、いたってノーマルなアメリカ映画な感じ。